あなたは、泥棒がどこから入ってくるのか考えたことはありますか?
どこから泥棒が入ってくるかわかれば、防犯対策もより強固なものになるはず。泥棒に嫌がられる家にするにはどうすればいいか、一緒に考えましょう!
窓から侵入されるケースが最も多い結果に
平成24年の警視庁データでは、侵入方法はガラス破りが58.8%、次いで無施錠が34.7%。セキュリティが高くなっている昨今でも、そのほとんどが「
窓から」という結果が出ています。
確実な施錠を心掛けるのはもちろん、防犯の観点からリフォームを視野に入れるのもポイント。泥棒の被害に遭ってからでは遅いのです。
たとえば外構工事の際、やたらと高い塀の設置や樹木の植栽などはオススメしません。それは敷地内に死角をつくらないのが大切だからです。
つい「外からの視線が気になる」という理由で、自分と同じ目線かそれ以上の塀を設置しがちですがこれが落とし穴。
窓付近が隠れていたりすると、敷地内に侵入されたとき、泥棒にとって絶好の「隠れ場所」となってしまうのです。
泥棒が「お邪魔します!」とならない窓を
とはいえ、いくら「塀を高く設置しない!」といっても、そこに住む身からすれば不安になるのは当たり前。塀がないよりあった方がいいのはプライバシー保護の観点からみても当然です。
そんなときは「泥棒に嫌われる窓」を考えてみましょう!
財団法人都市防犯研究センターのJUSRIリポートでは、「
侵入に5分以上かかると約7割の泥棒が侵入をあきらめる」というデータがあります。
泥棒の気持ちでいえば、「侵入しやすい家」の方が好条件なのは当たり前ということですね。たとえば二重窓やシャッター付きなど、侵入が大変そうな窓は避ける傾向にあるようです。
この他、『CPマーク』を基準に窓を選ぶのもポイント。
こちらはさまざまな侵入攻撃に対して5分間以上防御することができるか実際に試験し、クリアしたものだけに使用が許される特別なマーク。安心・安全のシンボルとなっています。
それでもやはり、防犯の基本は確実な施錠から。CPマークに安心しきってしまい施錠を忘れる、なんてことのないようにしておきましょうね!